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洛書 |
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1. 洛書の形
洛書はもともと彩色図でしたが、昔は印刷が難しかったため白黒の点で描かれていました。河図の四方の8列の数を転回して八方位に配列して八卦を表示し、各方位に十二支を組み入れると洛書の図になります。火2,7と金4,9の位置を入れ替えるだけです。同時に土5を八方位の中央に表示すると九星です。土10は非表示で内蔵使用されます。配置は、9を戴き、1を履き、3を左に7を右に、2と4を肩とし、6と8を足として、5が中央です。9つの数の縦・横・斜めの数はすべて15であり、五行の妙をこの上なく示しています。先天の体(河図の体)は後天の用(洛書の用)に変化しています。その図は次の通りです。
方位
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九星
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円点
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五行
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十二支
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卦名
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北
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1白水星
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〇 陽
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水
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子
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坎 (かん)
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南
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9紫火星
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〇 陽
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火
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午
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離 (り)
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東
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3碧木星
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〇 陽
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木
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卯
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震 (しん)
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西
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7赤金星
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〇 陽
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金
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酉
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兌 (だ)
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北東
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8白土星
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● 陰
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土
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丑・寅
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艮 (ごん)
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南東
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4緑木星
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● 陰
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木
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辰・巳
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巽 (そん)
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南西
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2黒土星
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● 陰
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土
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未・申
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坤 (こん)
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北西
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6白金星
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● 陰
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金
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戌・亥
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乾 (けん)
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中央
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5黄土星
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〇 陽
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土
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不定
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なし
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随時八方位に移動あるいは不動、八方位を統率。
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後天八卦 |
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九星盤 |
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2. 洛書の数
2.1 五行の用数
落書の数は1,2,3,4,5,6,7,8,9で、陰陽合わせて45で、これは五行の用数です。大衍の数50、その用49、これは筮竹(ぜいちく) で卦を立て占いを行う卦象占筮の体用の数です。大衍の数50、五行の体の数5を引いて、その用45は五行万物の用の数です。これは大衍五行の体・用であり、五行万物の生死存亡の数です。
2.2 三才の運数
五行の数は5、即ち水1、火2、木3、金4、土5です。陽の数の和(1+3+5)は9、陰の数の和(2+4)は6、それで易占の卦の陽爻(ようこう ⚊ )を9と称し、陰爻(⚋)を6と言います。陰陽合わせて15の数は、三才五行の数です。三才は天・地・人です。天に五行あり、地に五行あり、人に五行あり、合わせて15の数です。それで縦横斜め、上下左右、四方八方、すべて三才五行の数です。
2.3 九星の数
河図は四象十干の数で、洛書は九星八面の数です。九星の数は逆行で、9紫、8白、7赤、6白、5黄、4碧、3緑、2黒、1白で、毎年1つの星で、現在まで運行されています。その年の星 の卦はその年生まれの人の風水本命卦であり、今も変わらず活用されています。この数は吉凶と密接な関係があるため、紫白九星で吉日を測定することは良くあります。
2.4 体・用と円の数
洛書の数は9で、1を体とし8を用とする九星八卦です。運数15で、円八方位への周流数は120で、三才と合わせると360になり、円の数です。同じ理屈でその用数45で、八方位への周流も円の数360になります。
2.5 十二支の数
子1,丑2, 寅3,卯4,辰5,巳6,午7,未8,申9,酉10,戌11,亥12 は十二支の数です。十干河図の数は風水によって進化したもので、子水1,寅木3,辰土5,申金9,午火7は いずれも河図五行の陽数で、五行十二支に変化した数です。1-12月の十二支と数は、寅1,卯2,辰3,巳4,午5,未6,申7,酉8,戌9,亥10,子11,丑12で、万物存亡の順序です。
3. 洛書の理
3.1 右旋相剋(そうこく)の理
河図の天道では左旋して相手を生み出し、洛書の地道では右旋して相手を打ち滅ぼします。従って、1,6西北は西南2,7先天の火を制し、2,7西南は東南4,9先天の金を制し、4,9東南は東北3,8先天の木を制し、東北3,8は中央5先天の土を制し、中央の土は西北1,6先天の水を制します。皆右旋回で先天の数の相手を制します。
3.2 右旋相耗の理
洛書五行は五行の用であり、相手を消耗する道理があります。坎1の水は乾6の金を消耗し、兌7の金は坤2の土を消耗し、離9の火は巽4の木を消耗し、震3の木は艮8の土を消耗し、艮8の土は坎1の水を消耗します。五行八卦は右旋回して相手を消耗します。
3.3 相生・相剋の理
中央の土は八方に現れて、中央にとどまらず、洛書五行は八方相生し(相手を生じ)、相剋します(相手を制します)。坎1水は離9火を消し、兌7金は震3木を切り倒し、坤2死土は艮8生土を生じます。同じ理屈で、十二支の子水は午火を消し、辰4と戌6陽土は湿気と乾燥を生じ、丑8と未2陰土は寒と熱を生じます。相手を生じるものは、その数合わせて皆10で、陰土の数です。陰は静であり、静は極まると動になり、従って10は表示されず、表示は九宮八卦十二支の動です。
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五行の生剋 |
3.4 八方陰陽の理
河図は四方四面で、洛書は八方八面です。東西南北は正四方にあり、洛書では、陽数1,3,5,7,9は東西南北中に位置し、陰数2,4,6,8は四隅に位置します。洛書は河図の四面が八方位に変り、五行の数の位置も変動しています。1は水のままで、6は金に変わり、3は木のまま、8は土に変わり、2は土に変わり、7は金に変わり、4は木に変わり、9は火に変わります。5は中央のままで、固定せずに自由に八方に動きます。10は体が併用された数であるため明示されません。つまり、河図の数は10で、1を体とし9を用とし、その用は洛書です。洛書九宮は、中央の5を体として八卦を使用して、万物と人に陰陽が使用されます。
3.5 紫白九星の理
洛書九星は紫白九星とも呼ばれます。九星は皆九宮のそれぞれの場所にはいります。九星は一定の規則に従って循環し、天運に使用できるだけでなく、年運や個人の風水本命卦にも活用でき、さらに毎日一つの星で吉日を測定できます。九星による天運測定は、180年を上下2元に分け、各星20年で行います。五黄星の20年は、前の10年は上元の四碧星に、後の10年は下元の六白星に付きます。(60甲子開運の場合は上・中・下3元に分け、やはり180年で、運数も九星に合わせます。)九星の理は風水本命卦で使われ、上元甲子男は一白星から順行で、女は五黄星逆行で、天運と同様に永遠に推移します。2020年の庚子年は下元の八白・運第16年で、人事風水本命卦は男二黒・坤卦、女一白・坎卦です。
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九宮 |
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3.6 洛書と先天八卦数の理
洛書9つの数は相対する数の和が10で、河図の用数であり、人と万物の用数です。先天卦8つの数は相対する数の和が9で、洛書の用数であり、人が天と地に通じる数です。したがって、邵氏(邵雍、北宋の儒学者)の梅花易数は洛書の図を使用し、先天卦の数を使用して、人が天に通じる能力を尽くしたものです。
河洛(河図洛書)の形は誰でも見ることができ、河洛の数は識者が皆考えることができ、河洛の理は深遠絶妙です。したがって、形が得られるとその意がわかり、その数を考えます。数が得られるとその形を忘れて考えるのが道理で、道理を得る者は形や数は皆道具です。また、洛書は円であり、動を重んじます。
出典:
微信 河图洛书的精妙绝伦 2021-06-14
https://mp.weixin.qq.com/s/9hns0jucQi3-91pM-ibJEQ
个人图书馆 河图洛书 2021-11-19
http://www.360doc.com/content/21/1119/20/42343301_1005017075.shtml
國學網 河图洛书——上古星图,宇宙魔方 2007-12-03
http://www.guoxue.com/?p=3883
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